ドラゴンツリー
カナリー諸島のタゴロロと呼ばれるところに、傷つけると血のように赤い液を流す聖なる木が生えていました。
薬種商はそれをドラゴンの血と呼びました。
アフリカ大陸の東側にある別の島には、やはり血を流す姉妹木が生えていました。
その姉妹木から集められた樹液は、やはり血のように赤く、シナバーと呼ばれました。
両方の木の樹液を燃やすと、邪悪な魔法に対する強力な防御になると信じられていたのです。
カナリー諸島の聖なる木はドラカエナ・ドラコ(リュウケツジュ)であり、ソコトラ島の姉妹木はドラカエナ・キンナバリです。
それらはともに、ふつうドラゴンツリーといわれていました。
ドラゴンツリーの全個体の中で、なにかといえば言及される非常に有名な個体がありました。