ドラゴンツリー 2
カナリー諸島のオロタヴァにあるグレート・ドラゴンツリーがそれで、15世紀から知られていましたが、19世紀にハリケーンが原因で枯れてしまいました。
これは、その当時最も有名な木のひとつであり、およそ樹齢6000年と信じられていました。
地球上の最も古くから生きてきた生物と考えられていただけでなく、聖書に載る大洪水の唯1の生き残りとも信じられていました。
たぶんどう考えても、その木の年齢は6000年にはとても及ばないのですが、確かに、これまでに知られているなかで最も長寿な単子葉植物でした。
直径18フィートの幹には洞ができていて、そこに小さな礼拝堂がつくられ、ミサが行なわれていました。
ドラゴンの血には興味深い利用法がたくさんあったのです。
島の原住民は樹液を用いて死者をミイラにしました。
ヨーロッパ人はそのねばねぼした赤い物質を、淋病の治療からイタリアのバイオリン材を染める上薬にいたるまで、いろいろな用途に使いました。
そのドラゴンツリーは太い幹を持ち、四方に枝分かれしながら伸びており、空に届くかのようでした。
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